いつでも行方は私たちのことだけ

メモメモ、覚え書き

12/24

・大事なのは、真ん中。過程。バランス。どうしてかというと、結果に挟まれたのが、過程ではなく。過程に挟まれたのが結果だから。抽象の塊ではなく、具体の流動。流れる水がきらきらと輝くのが美しくて、走り出して速度を上げていく高揚感が心地よい。全てが始まりと終わりのみではなくて、(勿論全てに始まりと終わりがないのではなく)、全てが始まりであって終わりである。それがバランスでもある。あるない、ないあるじゃない。そして、ないないでもない。あるあるが完全に限りなく近い。生まれてきたその瞬間から生が始まったのではなく、僕らは過程として生まれて生きている。その過程がたまらなく愛おしくて、僕らは生きている。だからもう闇雲に喪失を恐れなくていいし、獲得に執着しなくていい。今、この瞬間に流れているものを、見逃さない。

これがある種、東洋的な考えの真骨頂かもしれない。「結果」でないから、時間軸の矢印に沿った、ただ一つの因果のみで完結しない。全ての瞬間が、前の瞬間に関わって次の瞬間に影響している。大きくて、複雑な、因果のツリーの中にいる。僕らはすべてを失って、すべてを得ることができる。だから、一点の支点の上に、バランスとって、物を置くように、集中して、目を凝らして、周りを整えて、ただまっすぐ、リラックスして、たまに呼吸を止めて、慎重に接するんだ。