いつでも行方は私たちのことだけ

メモメモ、覚え書き

12/23

・感情が揺さぶられると、疲れてしまう。訓練が必要。それを観察する心も、ユーモアも。

・はじめに喪失から始まってるかもしれない。喪失や獲得は状態の移り変わりを示す。失うことが本当の目的なのかもしれない。どうやって失われていくか。どうやって損なわれていくか。とどのつまり、喪失は獲得だ。

・気をつけないとそれは、何かを明らかにしかけても、結局つねに的外れな物語になりかねない。---『無数』ブライアン・エヴンソン

・直面している問題の数々はきっと難問だ。答えが出るかもわからない最中で、いま一人の人間として出来ることは、慎重に、気を配って、忍耐をもって、取り組むこと以外にない。

 

・論理化や抽象化で損なわれるもの。言葉だけじゃなくて、思考もそうか。どこに創意工夫を見いだせるか。

 

・漢字とローマ字に、東洋西洋の差が出ている。抽象を具体化することと、具体を普遍化する文字。それは文単位でもそうだな。だから、漢文は抽象が具体化されたものが詰まっている。→表現サイドの話か。とすると、受け手はどうしたらいい?

 

・具体の向こうには、そこにそれ以上の意味を見つけんとする意志が必要。ただ述べればいいのではない。そこには差がある気がする。

 

・わからないけど面白い。って素直に言えることといい。

 

・風景描写を抽象的に。心情を具体的に。最後はそれが混じり、そして答えがない。

紙を広げると、そこには、景色と文字、どちらにも見えるものが書いてあって。ふと目をあげると、ビルの向こうの空がいま赤色と黒色と紺色が混じった色になっていく。夜明けのような夕闇に。でもまだ夜ではない。微かに、君の表情が見える。さえ子は今笑っているんだと、そのとき僕は思う。